オリオンの会
集会に集まられた皆さん!今回の弾圧に抗議し、人民新聞を支援する多くの方々とスタッフの皆さん!
山田編集長への無罪判決を勝ち取るべくアピールを送ります。
今回の弾圧は、パレスチナ解放闘争の戦士である岡本公三さんをテロリストとしてイメージ付け、それを支援する人たちへの弾圧、そして闘う民衆の新聞である人民新聞への言論弾圧としてあります。
キャッシュカードを第三者に預けお金をおろしてもらうことなど、誰でもやっている日常的な行為です。それを「詐欺」だなどと言いがかりをつけ弾圧の口実にしました。この行為がもし「罪」として問われるならば、全国で数万、いや数十万人にもなるかもしれない人達が罪に問われることになります。
山田編集長に無罪判決が出るのは至極当然なことであり、むしろこの様に無理やりにこじつけ、「罪」とも言えない口実を探し出し弾圧を行った警察、検察こそ裁かれるべきです。
今後無罪判決を勝ち取ったあかつきには、新聞発行に多大な損害を与えたことへの国家賠償訴訟も検討すべきであると考えます。
そもそも岡本公三さんが闘ったテルアビブ闘争は、パレスチナ解放闘争の一環であり、彼の釈放はイスラエル兵と解放闘争の戦士たちとの戦時捕虜交換として国際赤十字が仲介したものです。2000年3月に日本赤軍関係者が日本へ強制送還されるなか、岡本さんはレバノン国への政治亡命が認められました。政治亡命者の身分は国際法上規定されているにも関わらず、日本の国家権力は岡本さんを「逃亡中の犯罪者」として手配しています。そして今回のように彼の生活、闘病支援をする人たちを弾圧しようとしているのです。
この5月、米国トランプ政権は国際合意を無視しテルアビブにある大使館を、聖地エルサレムへ移転しました。パレスチナではそれへの抗議行動として、3月30日の「土地の日」から祖国の解放、難民の帰還を認めよと、「グレート・リターン・マーチ」と呼ばれる壮大なデモが行われてきました。イスラエルはその抗議行動に対して空爆や実弾射撃を行い、60人を超える死者と3000人近くの負傷者を出しました。この過酷な弾圧に世界中の心ある人々は、イスラエルの虐殺行為を非難し、連帯の抗議活動を行っています。パレスチナやイスラエルの現地報告を一貫して伝えてきた人民新聞の役割は今後も大きなものがあります。今回のような弾圧でめげる訳にはいきません。
私たちオリオンの会の有志は、東京・関東での購読者層の拡大を図るため読者会の立ち上げに参加しました。今後も岡本公三さんへの支援活動と共に、読者会を活発化させていきたいと思っています。
7月18日には無罪判決を勝ち取りましょう。
ありがとうございました。